縫製工場

伝統と挑戦~縫製の町、谷町で 匠の技術継承ふたたび~

フォーマル専門店ノービアノービオは昭和三十八年大阪谷町に誕生した羅紗屋(生地屋)を太祖とし、紳士礼服メーカー、そして現在のノービアノービオへと進化してきました。
かつて、谷町には四〇ほどのアパレルメーカーが軒を連ねていましたが、現在は数社にまで減少。
その生き残りという誇りと、繊維の町大阪谷町で60年の伝統を継承し、
今もなお新型の型紙へのこだわり、着心地、肩がこらない縫製を追及し続ける当工場は、
燕尾服、タキシード、モーニングコート、フォーマルスーツが縫製し続け、現在ではビジネススーツのパターンオーダーまで仕立てます。

<NFLソーイングファクトリー>では職人歴半世紀のベテランに20代の若者が大切に育てられている。

15歳で弟子入りして5年で独り立ちできるようになった工場長・佐々田さんはこの道一筋48年。

「1着縫えばナンボ、10代で当時の大卒以上の給料でね(笑)」と修業時代からの思い出を懐かしく話す。

縫製は前地縫いといわれる、スーツの前身と裏地を縫い合わせていく作業が難しいという。

特に、「袖を身頃に縫い合わせていく」作業に関してはこだわりぬいているでは丁寧に袖を身頃に縫い合わせる際もやわらかく、肩が入りやすいように曲線をつけながら進める。

「集中力が少しでも途切れると製品の仕上がりに正直に出る。」と縫い直す事も少なくないようだ。ミシンで縫う倍の時間が掛かるそうだが、「機械でやると肩や袖まわりがきつく締まり、着心地が良くならない。」

長年製作し続けながらも思い描いた通りに仕上がった時の清々しさは変えがたいと話す。

この春新卒で入社した寡黙で真面目な片山くんは実に自分の年齢の倍以上を職人ですごしている佐々田さんに畏敬の念を隠さない。

メンズの縫製がやりたかったという彼は服飾系の学校を卒業したが授業で学んだのはレディースばかり。「同じ服なのに紳士と婦人でこんなに違うものだったのか」と当初は圧倒されたそうだ。

日本で失われつつある古き良き職人の世界が、大阪、谷町の地でかすかに、しかし確実に息を吹き返そうとしている。

生地について

多くのスーツメーカーの生地は生地の代理店から入手している店が多いなか、NFLは長年フォーマルウェアを縫製してきたので、御幸毛織やニッケ、富文毛織など生地メーカと直接取引をしております。

またNFLオリジナルの生地も織って頂けるので、単なる黒い生地でも8-10種類の企画をもった生地を取り扱うことができるので、シーズン、年齢層、デザインに応じて多様なフォーマルウェアを縫製しております。

また全国の機屋さんと取引をしているので、日本ではマイナーなインポート生地も入手できます。インポート生地は日本の気候にあっていないので、伸びてしまったりするのを防ぐため、日本の気候にあった生地に作り変えることも可能です。
多くのブライダル用のタキシードやフォーマルウェアを縫製してきた実績があるため、全国の機屋さんからお客様のニーズにあった生地を1着からご用意することが可能です。

縫製へのこだわり

縫製は前地縫いといわれる、スーツの前身と裏地を縫い合わせていく作業が難しいという。

特に、「袖を身頃に縫い合わせていく」作業に関してはこだわりぬいている。nflソーイングでは丁寧に袖を身頃に縫い合わせる際もやわらかく、肩が入りやすいように曲線をつけながら進める。

「集中力が少しでも途切れると製品の仕上がりに正直に出る。」と縫い直す事も少なくないようだ。ミシンで縫う倍の時間が掛かるそうだが、「機械でやると肩や袖まわりがきつく締まり、着心地が良くならない。」

長年製作し続けながらも思い描いた通りに仕上がった時の清々しさは変えがたいと話す。