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フォーマル専門店ノービアノービオは昭和三十八年大阪谷町に誕生した羅紗屋(生地屋)を太祖とし、紳士礼服メーカー、そして現在のノービアノービオへと進化してきました。
かつて、谷町には四〇ほどのアパレルメーカーが軒を連ねていましたが、現在は数社にまで減少。
その生き残りという誇りと、谷町繊維の復活を実現するべく、大阪谷町で今もなお燕尾服、モーニングコート、タキシード、フォーマルスーツの縫製を1日12着ずつ縫い上げ日々努めています。
昭和38年祖父が創めた羅紗屋(生地屋)
その生地を礼服に仕上げた父
大阪谷町にある繊維業3代目の私は55年間引き継いだ伝統と、お客様の笑顔を忘れずに、また職人達に感謝をしながら、すばらしい礼服をお届け致します。
当店の工場では、 規定サイズの製作から、 パターンオーダー、イージーオーダーまで行っております。
パターンオーダーで一番大切なことは、「寸法をしっかり裁断すること」です。お客様の注文指図書を見ながら、お客様の体型・サイズを考えて、裁断から提案することも心掛けております。 今では随分手での裁断は少なくなってきましたが、当工場では手で裁断しております。様々な体型の対応ができるので、イージーオーダーはやはり手で裁断にするに限ると思います。
裏地は素材が薄いので、裁断の時に引いた線が写ってしまケースが多々あり、仕上がってから表に透けてしまう場合もあります。 そのため、線のギリギリ内側を裁断して、線を切り取る事を意識して行っております。 また生地の要尺(必要な生地の長さ)を出来るだけ少なくし、お客様に少しでもお求め安い価格で提供できるよう、お手伝いさせていただきたいと思っております。
接着芯は、縫製しやすいよう、アイロンの折り目がしっかり出るように貼ります。 生地が歪まないように地の目(布地のタテ、ヨコの織り目のこと)を合わせ、生地の風合いに合わせて接着芯を選んで貼っております。
前身では見た目がそのまま決まる工程です。 ポケットの数や、型など注文に応じて対応するので、細心の注意を払っております。 また、後の工程で作業がしやすいように、アームホールや脇の下などアイロンの工程で伸ばさないよう努めています。 なお、下の写真のように、フラップは手で製作しております。 こういった部分を手作業で行うことにより、ハンドメイドな雰囲気のスーツに仕上がります。
見返しはスーツの内ポケットになる部分です。 ポケットが多く付いておりますが、玉縁(ポケットの縁取り部分)の幅・サイズ・ポケットの口がきれいに出せるかを注意して行います。 またバストはボリュームを出すために、内側から工夫して縫製しております。
背中のベントの部分は裏地のある部分が三角の形状になっています。 この三角の部分をいかに綺麗に作ることができるか意識して行っております。 また肩甲骨周りは膨らむ部分なので、その周りにボリュームが出せるよう、アイロンで作業しております。 これをすることで、自然に背中にフィットしてくれます。
紳士物のスーツには「毛芯」というスーツに張りを与える布のようなものが入っております。 この芯は、アイロンで作業をすることに、表地と肩の部分がしっかりと沿うようになります。 人間の体にできるだけフィットできるよう、見えない部分にも手を加えております。
ラペル(襟)の裏には、「八刺し(はざし)」というラペルを綺麗に返してくれる加工をいたします。 この加工の後に、ラペルの折り目の横にテープを貼るのですが、このテープがスーツのボリュームを左右するのです。 真ん中にボリュームを入れすぎると、シワになってしまうため、入れるべき部分に入れるべき量を適量に入れるのですが、これがなかなか難しく、作業者も意識して行っております。 また、ラペルのテープを貼る作業も、ラペルの型が決まるので、細心の注意を払って行う作業となります。
見返しと本体を縫い合わせた後にひっくり返す作業になります。 アイロンでプレスしながらひっくり返していくのですが、綺麗にフロントのラインを通すことがなかなか難しいので注意して返します。 ピークドラペルなどは、襟の先が尖っているので難しくなりますが、どの襟も左右対称に返せるように行っております。
背中の本体を縫い合わせる作業です。 この工程になると、スーツの全体像が見えてきて、一つが大きくなっているので少し縫い辛くなって来ます。脇を縫う時は、アームの下の所にボリュームを入れて、背の脇に膨らみを持たせるように工夫しております。
上襟と下襟をいかに合わせて縫うことが出来るかで見た目が大きく変わるのが襟周りです。 スーツでは、襟の部分が「顔」になってきます。 少しのズレでも違和感を感じます。ゴージラインを曲げずにしっかりと縫い目を確実に合わすように注意しております。
これで全てのパーツが付き終わりますが、一番難しいとされている作業が袖付けです。しっかり付けられるようになるまで相当時間がかかると言われております。 袖の周りは少し膨らむように、袖側が大きくなっています。 小さいものに大きいものを付けることが困難ですが、綺麗に付けることが出来ると、袖のボリュームはとても自然に出てきます。 なかなか難しい作業ですが、袖の周りにシワが出ないように注意して行っております。
最終的には手でまつる作業で完成となります。 スーツ一着につき、白い糸が付いている部分全て、手でまつり縫いをします。 紳士服の良さは手でまつり縫いをして、調整しながら工夫をしていけます。 オーダースーツのような高級感を、手縫いの部分を見て頂けると感じて頂けると思います。
ノービアノービオ自社縫製工房紹介
フォーマル専門店ノービアノービオは昭和三十八年大阪谷町に誕生した羅紗屋(生地屋)を太祖とし、紳士礼服メーカー、そして現在のノービアノービオへと進化してきました。
かつて、谷町には四〇ほどのアパレルメーカーが軒を連ねていましたが、現在は数社にまで減少。
その生き残りという誇りと、谷町繊維の復活を実現するべく、大阪谷町で今もなお燕尾服、モーニングコート、タキシード、フォーマルスーツの縫製を1日12着ずつ縫い上げ日々努めています。
大阪の誇り、先達の教え
昭和38年
祖父が創めた羅紗屋(生地屋)
その生地を礼服に仕上げた父
大阪谷町にある繊維業3代目の私は55年間引き継いだ伝統と、
お客様の笑顔を忘れずに、また職人達に感謝をしながら、
すばらしい礼服をお届け致します。
工程
当店の工場では、 規定サイズの製作から、
パターンオーダー、イージーオーダーまで行っております。
1.裁断
パターンオーダーで一番大切なことは、「寸法をしっかり裁断すること」です。お客様の注文指図書を見ながら、お客様の体型・サイズを考えて、裁断から提案することも心掛けております。
今では随分手での裁断は少なくなってきましたが、当工場では手で裁断しております。様々な体型の対応ができるので、イージーオーダーはやはり手で裁断にするに限ると思います。
2.裏裁断
裏地は素材が薄いので、裁断の時に引いた線が写ってしまケースが多々あり、仕上がってから表に透けてしまう場合もあります。 そのため、線のギリギリ内側を裁断して、線を切り取る事を意識して行っております。
また生地の要尺(必要な生地の長さ)を出来るだけ少なくし、お客様に少しでもお求め安い価格で提供できるよう、お手伝いさせていただきたいと思っております。
3.接着
接着芯は、縫製しやすいよう、アイロンの折り目がしっかり出るように貼ります。
生地が歪まないように地の目(布地のタテ、ヨコの織り目のこと)を合わせ、生地の風合いに合わせて接着芯を選んで貼っております。
4.前身
前身では見た目がそのまま決まる工程です。 ポケットの数や、型など注文に応じて対応するので、細心の注意を払っております。
また、後の工程で作業がしやすいように、アームホールや脇の下などアイロンの工程で伸ばさないよう努めています。
なお、下の写真のように、フラップは手で製作しております。
こういった部分を手作業で行うことにより、ハンドメイドな雰囲気のスーツに仕上がります。
5.見返し
見返しはスーツの内ポケットになる部分です。
ポケットが多く付いておりますが、玉縁(ポケットの縁取り部分)の幅・サイズ・ポケットの口がきれいに出せるかを注意して行います。
またバストはボリュームを出すために、内側から工夫して縫製しております。
6.背中作り
背中のベントの部分は裏地のある部分が三角の形状になっています。 この三角の部分をいかに綺麗に作ることができるか意識して行っております。
また肩甲骨周りは膨らむ部分なので、その周りにボリュームが出せるよう、アイロンで作業しております。
これをすることで、自然に背中にフィットしてくれます。
7.芯据え
紳士物のスーツには「毛芯」というスーツに張りを与える布のようなものが入っております。
この芯は、アイロンで作業をすることに、表地と肩の部分がしっかりと沿うようになります。
人間の体にできるだけフィットできるよう、見えない部分にも手を加えております。
8.八刺し(はざし)・テープ貼り
ラペル(襟)の裏には、「八刺し(はざし)」というラペルを綺麗に返してくれる加工をいたします。
この加工の後に、ラペルの折り目の横にテープを貼るのですが、このテープがスーツのボリュームを左右するのです。
真ん中にボリュームを入れすぎると、シワになってしまうため、入れるべき部分に入れるべき量を適量に入れるのですが、これがなかなか難しく、作業者も意識して行っております。
また、ラペルのテープを貼る作業も、ラペルの型が決まるので、細心の注意を払って行う作業となります。
9.前返し
見返しと本体を縫い合わせた後にひっくり返す作業になります。
アイロンでプレスしながらひっくり返していくのですが、綺麗にフロントのラインを通すことがなかなか難しいので注意して返します。
ピークドラペルなどは、襟の先が尖っているので難しくなりますが、どの襟も左右対称に返せるように行っております。
10.脇入れ
背中の本体を縫い合わせる作業です。
この工程になると、スーツの全体像が見えてきて、一つが大きくなっているので少し縫い辛くなって来ます。脇を縫う時は、アームの下の所にボリュームを入れて、背の脇に膨らみを持たせるように工夫しております。
11.襟付け
上襟と下襟をいかに合わせて縫うことが出来るかで見た目が大きく変わるのが襟周りです。
スーツでは、襟の部分が「顔」になってきます。
少しのズレでも違和感を感じます。ゴージラインを曲げずにしっかりと縫い目を確実に合わすように注意しております。
12.袖付け
これで全てのパーツが付き終わりますが、一番難しいとされている作業が袖付けです。しっかり付けられるようになるまで相当時間がかかると言われております。
袖の周りは少し膨らむように、袖側が大きくなっています。
小さいものに大きいものを付けることが困難ですが、綺麗に付けることが出来ると、袖のボリュームはとても自然に出てきます。
なかなか難しい作業ですが、袖の周りにシワが出ないように注意して行っております。
13.仕上げ(まとめ出し)
最終的には手でまつる作業で完成となります。
スーツ一着につき、白い糸が付いている部分全て、手でまつり縫いをします。
紳士服の良さは手でまつり縫いをして、調整しながら工夫をしていけます。
オーダースーツのような高級感を、手縫いの部分を見て頂けると感じて頂けると思います。